この記事はこんな方におすすめです。
- スマホ依存症の症状は?
- 依存してしまう原因は?
- 対策はあるの?
皆さんは1日のどれくらいの時間スマホを触っていますか?
僕は、少なくとも3時間以上はほぼ毎日触っていると思います📱
スマホを触りすぎて手放せない状況になると、スマホ依存症と言いますが、では実際にスマホ依存症になるとどうなってしまうのでしょうか。
主にどのような症状が現れて、人生にどのような影響が出るかを紹介したいと思います。
スマホは使い方次第ではとても便利なものです。
僕もスマホのおかげで様々な人と繋がることが出来ていますし、ブログの管理にも非常に便利です。
スマホ自体が悪いわけではありませんが、例えば、どのような症状が出てきたら対策が必要なのかを理解していただけたらと思います。
スマホ依存症とは?
これだけスマホが普及していれば、それに連れてスマホ依存症の人も増えてしまいますよね。
では、スマホ依存症とはどのような症状のことを指すのでしょうか。
・スマホ依存症
SNS を定期的にチェックできないと不安になってしまったり、スマホが手元にないと自分の心がすり減っていくような感覚に苛まれてしまう症状
スマホが自分の体の一部のようになってしまっていて、どうしても手放すことができなくなってしまうというのが依存症のポイントになります。
科学的に具体的なこうなったら依存症ですというような指標があるわけではありません。
ですが、スマホ依存になっていくとどのような症状が現れてくるのかを、症状ごとに紹介しますので、これに当てはまるという方は、対策してみるのもいいかもしれません。
禁断症状
現代人のスマホ依存でありがちなのが、禁断症状です。この症状のヤバさを表すデータが色々と出てきていてます。
スマホ依存で有名な研究があり、2010年にメリーランド大学が行った実験で、200人の生徒を対象に24時間のいわゆるデジタル断食を行ってもらい、どのような症状が出るのかということをチェックしたところ、大半の人が不安や焦りなどの禁断症状が現れたということです。
スマホでもこのように依存症と同じような症状が現れてくるわけです。
この不安や焦りといった禁断症状ですが、このような不安や焦りというものだけであれば、スマホがそばにあれば問題ないような気もします。
しかし、これがさらに発展すると他にはどのような症状が現れるのでしょうか。
集中力の低下
この集中力は、
- 資格・テスト勉強
- アルバイト
- 部活
- 仕事
などなど、様々な場面で何歳になっても必要な力ですよね。
ではなぜ、集中力が減少するのでしょうか。
集中力が途切れる
スマホ依存になると、
- スマホが常に目の届くところにない
- スマホの通知に必ず気づけない
このような状態になると、不安になってしまうという人がいると思います。
僕もそのうちの一人です、、、
実は、スマホが近くにあるだけで集中力が途切れやすくなるという研究もあります。
勉強している時にもスマホが机の上にあったり、人と会話している時にもスマホが机の上にあったりすると、それだけで集中力がなくなってしまいます。
実際にはスマホを触っていなかったとしても、スマホに対して集中力の一部が持って行かれてしまい、集中力が減少してしまうということが分かっています。
なぜこのようなことが起きるのか
私たち人間は、他人とのコミュニケーションに注意を払うようにできています。
人間は、群れで生きるものですから、他人とのコミュニケーションは非常に重要なポイントであり、それに重きをおくことで僕たちの子孫は生き残ってきたわけです。
ですから、主に
- LINE
など他人とのコミュニケーションのためのツールとして使われているスマホですが、いつも近くに置いていると危険です。
常に、LINE がなるのではないか、メッセージが届くのではないか、などのようなことを考えてしまい、どうしても集中力がそちらに持っていかれてしまい、通知が鳴っていなかったとしても、その問題は起きてしまいます。
通知が鳴るとさらにやばいことが起きますが、スマホがそばにあるだけでもそのようなやばいことが起きるということがいわれています。
この通知が鳴った場合には、
集中力というものは破壊されてしまい、その破壊された集中力が元のレベルに戻るまでには25分もかかるという研究もあります。
とても怖いですよね、、、
では、どのような対策を取るべきなのでしょうか。
対策
上記の通り、スマホがそばにあったり、スマホの通知が鳴ることでの集中力の減少というものは、かなり危険なポイントになってくるのです。
日常において何かに集中する時間が短くなってくると、人間はストレスを感じやすくなります。
読書でもどんなものでも結構ですが、何かに集中している時間が長くなると、僕らには心の平穏が訪れて幸せを感じやすくなるということがいわれています。
ですので、その人間の幸せの源でもある集中力や没頭というものを奪ってしまうのもスマホの依存症の怖いところです。
集中力減少の対策として、シンプルですが勉強や読書などの集中すべきときは机の上にスマホを置かず、自分の目に届かないところに置いておきましょう
人間関係が悪化!
これも研究により分かっていることですが、他人との会話の最中にスマホを取り出すだけでも、相手と自分の間の信頼感や親密性が損なわれるという研究があります。
これは他人と話をしている時にスマホを触るわけではありません。
スマホを取り出すだけでも人間は、話をしている側も話を聞いている側も、スマホを取り出した側もスマホを取り出された側も、スマホに一旦注意が向いてしまうので、2人の集中力が会話から途切れてしまいます。
そうなると当然ですが、2人の関係性にも亀裂が入りやすくなってしまいます。
それに、シンプルに一緒にいるときにずっとスマホを見ている人や、頻繁にスマホを確認する人がいたら、あまり良い気分にはなりませんよね。
せめて誰かと一緒にいるときは、スマホを触るのはやめるという対策を取った方が良いかもしれないですね。
傾聴力が低下!
そして、スマホ依存症になってくると、他人の気持ちを読む能力が低下するという研究もあります。
相手の考えているこが分からなくなり、余計なことを言ってしまったり、無駄に喧嘩してしまうきっかけに繋がってしまい、人間関係に亀裂が入ってしまうこともあります。
夫婦関係や恋人関係なども、スマホ依存症によるコミュ力の低下によってネガティブな影響が起きてしまうのではないかということも言われています。
相手との関係性を確かめる方法!
実は、相手が自分と長い関係になるのかということを、スマホを使って調べる方法があります。
相手がスマホを触っている時に、
- 「ちょっといい?」
- 「ちょっと話したいことがある」
などと声をかけて、スマホを触ったり今している作業を止めて、自分の話を何回聞いてくれるかどうかということをチェックすると、結構分かるみたいです。
これを10回ぐらい聞いた時に、
- 8回以上→上手くいく
- 5回以下→離婚・破局の可能性あり
というデータもあります。
これは、相手がスマホ中毒になっているかどうかということをチェックすることにも使えます。
まず、相手がスマホを触っている時に、適当に時間をあけて10回ほど声をかけます。
それで何回、相手がスマホを触る手を止めてくれたかということで、お互いの関係性を予測することが可能です。
パートナーがデート中もずっとスマホばかり見ているのであれば、このチェックを試してみるといいかもしれません!
パフォーマンスが低下
一日って短く感じますよね。
実はそれ、スマホに依存しているからかもしれません。
焦りが促進して、時間が無いような感覚にとらわれるようになってしまいます。
スマホやスマホゲームには、人間の脳の処理速度を早める効果があると言われています。

処理速度が速まるのって良いことじゃないの?
ですが、これには副作用が多くあります。
その副作用によって、僕たち現代人は、時間が足りない感覚にとらわれやすくなるということが分かっています。
ですから、スマホを触っている時間が長くなればなるほど、どんどん自分が時間が足りないような感覚になってしまいます。
時間が足りないと考えている人はパフォーマンスが低下する。
時間が足りないと考えている人は、普段よりも仕事・勉強を進めるスピードが遅くなる。
そういう意味で、スマホを使いすぎると、時間が足りないという感覚にとらわれてしまい、その結果仕事が終わるスピードが本当に遅くなってしまいます。
そうなると、本当に時間が足りなくなってしまいます。

本当は時間があるのに、錯覚してるんだ
自己コントロール能力の低下
スマホ中毒の人は常にスマホのことを考えています。
なので、
- 仕事中
- 授業中
- 運動しているとき
- 友達と会話をしているとき
- 本を読んでいるとき
などの状況でも、常にスマホのことを頭の片隅で考えながら行動をしています。
運動している時も仕事をしている時も、友達と話している時も、常にスマホのことが頭の片隅にある状態です。
そうなるとマルチタスクの状態になります。
このマルチタスクは、複数の作業を同時に、もしくは短期間に並行して切り替えながら実行することを言います。
その結果、
自分をコントロールする能力が低下してしまい、刺激に弱くなってしまったり誘惑に弱くなってしまうということが起こります。
健康状態が悪化
スマホ中毒によって、不安やうつ病の症状、恐怖症が悪化してしまうという研究があります。
2013年の研究では、318人を対象にスマホの利用度と心理的な状態をチェックするという事件が行われていて、これによると、スマホのゲームや SNS にはまっている参加者ほど、社会的な不安やうつ症状のレベルが高いという結果が確認されています。
2011年に行われた研究でも同じようなデータが確認されていて、スマホなどによるネットの利用時間が長い学生ほど、うつ病や不安の悪化、恐怖症の症状の悪化や攻撃性が高くなったりなど、ネガティブなメンタルの状態に落ち込む傾向が高かったということです。
これもかなり注意しておかないと、自分がネガティブになりやすい人になってしまうかもしれません。
疲れが回復しづらくなる
これはまだスマホ中毒とは言えないぐらいの軽い症状の人でも起きている人も多いと思います。
最近なかなか疲れが取れないなと思う人は少なくないのではないでしょうか。
疲れが取るための睡眠法を以下のリンクで紹介しているので、よかったら読んでみてくださいね!
実は、2011年の研究によると、家に帰ってからも仕事などの延長でスマホを使っている人は、仕事のストレスから回復されにくくなり、仕事のストレスや精神的な疲れというものが取れにくくなるということが示唆されています。
Youtubeより引用
メールや SNS などの通知が常に届くせいで、仕事の関係の人とも常に繋がっていなければいけなくなります。
そうなると、プライベートな時間にもリラックスする感覚がなくなってしまいます。
通常であれば、会社が終わった後にはリラックスしてプライベートを楽しむこともできるはずです。
ですが、バイト先や会社の上司から LINE やメールが届いてしまうと、誰でも気になってしまうと思います。
そうなると、
仕事とプライベートの区別がつかなくなってしまい、1日中ストレスホルモンが分泌されてしまいます。
また、1日中緊張感をたまたまないといけない状態になってしまうので、家に帰ってからもリラックスできなくなってしまうのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
スマホに依存してしまうと、私たちの身体に多くの害があることが分かりました。
スマホは日常生活において、非常に便利で手放せないツールとなっています。
ですが、使いすぎている人はある程度自分でルールを決めないと、日々の幸福度が下がってしまう可能性があります。
ですので、豊かな生活を送るためにも気を付けましょう!
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