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QRコードは誰が作った?デンソーの奮闘記を解説!

QRコードの名前の由来は?開発されるまでの歴史を解説! 社会問題

近年は、現金払いよりも電子マネーでの支払いが一般化しつつありますよね。

クレジットカードでの支払いができない場所でも、

  • PayPay
  • Line Pay
  • au Pay

 

など、QRコードを使用したサービスを用い、スマホで支払いができるところが増えていいます。

では、私たちが当たり前のように使っているQRコードは、一体だれが開発してくれたのでしょうか。

 

今回は、「QRコードの奇跡―モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ」

という本を参考に、解説していきます!


 

QRコードは誰が作った?

QRコードはもともと、トヨタの発注先であるデンソーが開発したものです。

なかでも、QRコードの父と言われているのが、当時デンソーで技術者をしていた原昌宏さんでした。

 

QRコードが開発されるまでの歴史や、QRコードの名前の由来などは以下のリンクをご覧ください。

QRコードの名前の由来は?開発されるまでの歴史を解説!
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原さんのチームは、新聞、雑誌、書籍、書類など、国内外の数千点の情報をデータにして解析し、活字について世の中でほとんど使われていない白黒比を発見しました。

それがQRコードの外枠に3つ置かれている白と黒の正方形、ファインダパターンです。

 

国内外での標準化されるまで

コードの形が定まったことで、いよいよ普及に向けた取り組みが始まりました。

そのころ、ライバルである既存の二次元コードは、特許権を行使していたがためにあまり普及していなかったのです。

 

また、トヨタで用いられていたNDコードは世界標準になっていなかったため、海外にある工場に導入できていませんでした。

そこで特許を開示し、権利行使しないパブリックドメイン化を宣言しつつ、国内外での標準化を進めることにしたのです。

 

デンソーはまず自動車「業界」での標準化を推進し、それを基軸に「国際」標準化をめざすことで、最終的にISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)での標準化を実現しようとしました。

 

それができれば電子機械業界、流通業界といったほかの一次元シンボルの採用業界でも、二次元シンボルのユーザーを増やしていけると考えたのです。

 

規格の承認へ

手始めにデンソーの工場にQRコードを導入して好評を得ると、トヨタ自動車グループでの採用を持ちかけました。

 

しかし、

三現主義
現場・現物・現実

の三現主義をモットーとするトヨタでは、紙ベースから離れられない部署もあり、賛否両論がありました。

 

そこでトヨタへの導入と並行して、当初デジタル伝票の標準化を進めていた日本自動車工業会と日本自動車部品工業会で、QRコードの有用性を認めてもらうことにしたのです。

 

試行錯誤のうえ話は進みましたが、自動車業界は海外との取引も多いため、日本以外でもQRコードを使えなければ意味がありません。

そこで、国際標準化にも同時に手をつけることとなったのです。

 

まず、全米自動車産業協会に出向き、まずは北米で標準化することを目標にしました。

同協会は、アメリカ企業が発明し、デンソーがライバル視していた3つの二次元コードをすでに採用していた。そこでデンソーは、各コードが棲み分けていた、部品マーキングと追跡、一般的使用、高速読み取りのそれぞれの長所を併せ持つものとして、QRコードを推すことにした。

出典:QRコードの奇跡

 

アメリカの日系自動車関連企業に使用してもらうことで実績を積みながら、国際標準であるISO/IEC標準化を実現させるべく、デンソーは入念な準備を行なった。たとえば海外の主要プリンターメーカーには、QRコードを印刷するためのエンコード用ソフトウェアを無償で提供した。また一般読者にもわかりやすいQRコード読本を、日本語と英語で作成して配布したりもした。

出典:QRコードの奇跡

 

こうした活動が功を奏し、QRコードの規格はISO/IEC18004として、2000年6月15日に発行されました。

全米自動車産業協会でも、それに付随して承認を受け、この国際標準化がQRコードの普及を大きく後押ししていったのでした。



まとめ

QRコードは、一人の天才的な技術者や経営者の力によってできたのではありません。

誕生、標準化、普及の各段階で、さまざまな業界の人たちがその都度中心となり、プロジェクトを引っ張っていったことが分かります。

そしてプレイヤーたちが、ラグビーのように次へ次へとボールをつないでいったのですね。


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