ふだん何気なく使っているお金。
経済学部のような、お金や経済のことを勉強できる環境にある人は、ある程度知識を得ているかもしれません。
ですが、お金のことはほとんどの人が勉強せずに、社会に出てしまいます。
小学校、中学校、高校ではお金の大切さを教えてくれません。
お金は生きていくためには欠かせない、誰にとっても必要なものです。
お金と上手に付き合っていくために、まずは基本的な知識を身につけましょう。
お金は「暮らしの道具」
お金は社会で生きていくためになくてはならないものです。
例えば衣食住の必需品はもちろん、自分の楽しみのために使いたい、病気やケガなどのときも暮らしに困らないようにしたい、老後も充実した人生を送りたいと多くの人が思っているはずです。
そうした思いに近づき、自分らしい人生を実現する「暮らしの道具」がお金です。
しかし、道具はその機能と扱い方を知らないまま闇雲に使ってもうまくいきません。
お金も同じで、機能と扱い方をしっかり知ることで、より有意義に活用することができます。
つまり、自分らしい人生を実現するためには、「お金の活用力=金融リテラシー」を若いうつから身につけておくことが大切なのです。
お金の6つの機能
まずはこれから説明するお金の6つの機能を把握しましょう。
具体的にお金との付き合い方を知ることで、お金の知識を得るだけでなく、適切に
判断し行動する力も高まります。
特に現在は、自分のお金を得る時点で、働き方や仕事の成果による収入の差が大きくなっています。
銀行預金の金利は低いままで、老後の年金の給付水準の低下も懸念されています。
また、プリペイドカード・電子マネーの普及、仮想通貨の登場などにより、お金自体の形も変わってきています。
そうした時代の変化に対応して生きていくには、金融テラシーが今まで以上に重要です。
稼ぐ
生きていくには、 まず自分の能力を活かして働き、お金を稼ぐことが基本。
働き方と収入との関係の使い道にも興味を持とう。
納める
稼いだお金から、社会を維持するための費用として税金を納める。
税金の仕組みを知り、税金の使い方にも興味を持とう。
貯める
稼いだお金は、銀行口座などに財産として貯めておくことができる。
効率的な貯め方を実践するとともに、貯めるための家計の工夫も大切。
税金
使う
生活必需品の確保のためだけでなく、趣味や楽しみのためにも使うお金が必要。
子どもの教育や住宅取得など、将来に使う金額も把握しよう。
備える
税金や保険料を使って、老後や病気、収入減などに社会全体で備えるのが社会保障。
仕組みを理解し、自分で備える方法も知ろう。
増やす
お金は運用によって100万円が105万円になるなど、増やすことができる。
さまざまな投資方法のメリットとデメリットを知っておきたい。
まとめ
- 稼ぐ
- 納める
- 貯める
- 使う
- 備える
- 増やす
お金には、これらの6つの機能があります。
これらの機能を把握して、お金と上手に付き合っていきましょう。
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