就業規則を確認しよう
就職・転職活動の際、多くの人がおおくのひごまず確認するのが毎月の給料(基本給)の額や賞与の有無でしょう。
産業・学歴・会社規模による賃金の差については以下のリンクで解説しています。

給料は、
- 毎月1回以上
- 一定の期日に
- 労働の対価として支払う
このよう労働基準法で定められています。
支給基準は働く時間や休日などと合わせて、会社ごとに就業規則で定めています。
ちなみに、民間企業に賞与を支払う義務はありません。
以前からの流れで支給する会社、就業規則で支給基準を決めている会社が多いですが、賞与の制度がない会社もあります。
給料に各種の手当を加えた総額が給与です。
給与以外にも、会社は一定の福利厚生を社員に提供する義務があり、その費用も支払っています。
会社員のメリットデメリット
メリット
- 収入が安定している
- 時間外や深夜の労働などに手当がある
- 労働時間、休日が規則で決まっている
- 有給休暇がある
- 住宅ローン、自動車ローンなどの審査に通りやすい
- 社会保険料の一部を会社が負担
デメリット
- 固定給が基本
- 成果を上げても、それに見合った収入増はあまり期待できない
- 会社の方針に従って仕事を進めるので、仕事上の自由度は少ない
- 倒産やリストラで職を失うことがある
このように、自由度が低いというデメリットがあるものの、収入の安定だけでなく、福利厚生が手厚いのも会社員の大きなメリットです。
会社員が加入する社会保険4種類
労災保険
仕事中や通勤中の事故災害によるケガや病気の治療費、仕事を休んで給料をもらえないときの休業補償、 死亡した場合の遺族年金などが給付される。
保険料は全額会社が負担する。
雇用保険
失業したときのほか、 育児や介護のために休業して給料をもらえないときに給付を受けられる。
保険料は業種によって会社と従業員の負担割合が違う。
健康保険
労働災害ではない病気やケガの治療費の保障、 仕事を休んで給料をもらえないときの手当金の給付がある。
40歳になると介護保険にも加入し、介護が必要になったら給付が受けられる。 保険料は健康保険、 介護保険ともに原則として会社が半額負担する。
厚生年金保険
老後に年金を受け取れる。障害者認定されると障害年金、死亡時には遺族に遺族年金の給付もある。保険料は、原則として会社が半額負担する。
まとめ
このように、会社員として働くことで安定した収入を得られることはもちろん、手当や保険など、福利厚生がとても充実していることが分かります。
まだ若い20代の間は、ビジネスの経験が少ないため、新卒で会社員として働くというのは合理的と言えるかもしれませんね。
「会社員は自由度が低いからフリーランスが良い」という意見もあるかと思いますが、このような充実した待遇を受けられるということも含めて、考えてみましょう。
フリーランスのメリット・デメリットについては以下のリンクで解説しています。

最近では副業を許している会社も増えているので、フリーランスや独立を考えている方は、会社で働きながら勉強して力をつけていくという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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