2007年に単行本が発売され、大ヒットとなった「夢をかなえるゾウ」。
テレビドラマやアニメにもなったので、タイトルに聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
本書を読もうと思った理由
僕が大学3年生の10月ごろに、本書を読みました。
この時期は、もうすぐ就職活動を控えており、人生に悩んでいたことを思い出します。
大学2年生まで、学生時代に自信をもって取り組んできたことや、熱中してきたことが何もなかった僕は、

自分の人生変えたいな~
と思っていました。
そんな中、インターネットで自分が良い方向へ変われるような、刺激をくれる本はないかと漁っていたところ、この本に興味を持ちました。
自己啓発本のような堅苦しい雰囲気ではなく、
- 読みやすそう
- どのランキングにも上位になっている
- 表紙からして面白そう
という理由で本書を手に取りました。
本書の内容
- 自分に自信がない
- 周りに比べて自分はちっぽけ
- 普通過ぎるサラリーマン
このような、今の自分を変えたいと思っている冴えないサラリーマンのもとに、ゾウの頭を持つインドの神様「ガネーシャ」がやってきます。
- ぽってりとした大きな腹
- コテコテの関西弁
- タバコを吸いまくり
このようなくせの強い特徴をもったガネーシャですが、ニュートンもエジソンもビル・ゲイツも、彼が育てたのだと言うのです。
いかにもうさん臭いですよね(笑)
そんなガネーシャが、主人公を成功に導くために毎日課題を与えてきます。
私たち読者は、「主人公」とともに、ガネーシャから出される課題をこなしていくことになります。
課題は毎日ひとつ出され、どれも難しいものではなく、一日でできるものになっている。
初めは、どれも簡単そうだなと思うかもしれません。
ですが、どれも偉大な人たちが実践してきたことであり、人生を変えるほどの効果をもたらすものとなっています。
大切なことは、「とにかくきちんと実行すること」。
ガネーシャからの課題(ほんの一部)
靴を磨く
ガネーシャは、主人公を玄関へ連れていき、
「靴、みがけや」と言います。
僕はこの課題を見た時、

いや、こんなことで人生が変わるんか?
と思ってしまいました(笑)
ですが理由を聞くと、なんとなく納得できます。
ふだん主人公が会社へ行くときに履く黒い革靴は、泥や砂で汚れ、甲のあたりはデコボコになっています。
メジャーリーグで活躍するイチロー選手は、小さなころから、他の選手が帰ってもグラブをみがいていました。
「神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない」と言って。
イチローの今の地位は、そういう仕事に対する姿勢があってこそなのだと、ガネーシャは言います。
僕も含めてそうですが、多くの人にとっての商売道具は、働く一日をずっと支えてくれている靴なのです。
- 学校へ行くときの靴
- バイト先で支給される靴
- 仕事中に履きっぱなし革靴
そういう、自分を支えてくれるものを大切にしてこそ、成功へ近づくのです。

たしかに。。。
この理由を聞くと、普段使いっぱなしで手入れを一切しないより、靴を磨いた方が良いと思えますよね。
初めは納得のいっていなかった主人公ですが、理由を聞き、靴をみがくことにしました。
「主人公」は、靴みがきは案外気持ちがよいことに気づきます。
その日頑張れた自分を褒める
ガネーシャが来てしばらく経ったころ。
「今までワシが出した課題、覚えとる?ちょっと思い出してみ」と言われ、主人公は、自分にしては頑張れていると確認します。
ガネーシャは、こうして自分が頑張れているか確認するのはとても大事なのだと語ります。
人間は楽しいことや、やりたいことしかできない。
だからこそ、「成長したり頑張ることは楽しい」と自分に教えていかねばならないのだという。
マンガ家の手塚治虫は、死の間際、病院のベッドの上でも、漫画を描いていました。
しかしこれは、努力してやっていたことでなくて、やりたいからやっていたのではないだろうか、とガネーシャは言う。
やりたいことをやる、というのは、難しいことではない。
努力そのものを目的にしてしまっては、その努力は続きませんが、やりたいことをやる状態で自分を動かすのです。
だからこそ、毎日、一日の終わりには、自分が頑張れたことを思い出して、自分はよくやった、とホメてあげることが大切なのです。
頑張れなかったことを探して自分を責めるのでなく、逆にホメることで、「頑張ったり成長したりすることは楽しい」と自分に覚えさせるのです。
必ず実行に移すことが大切
今回は、ガネーシャの課題を2つだけ抜粋しました。
課題はこの他にもたくさんあります。
どれも簡単そうで当たり前のようなことですが、納得できるものばかりなので、気になる方は是非読んでみてください。
ガネーシャからたくさん課題を与えられるわけですが、これらは実行しないと何の意味もないとガネーシャは言います。
自分が変われるのは、行動して、経験した時だけです。
座って、ガネーシャの言うことを聞いていても、現実は何も変わりません。
知識を吸収しただけでは人間は変われない。
人間が変われるのは、実際に何かした時だけ。
だからこそ、これらの課題は、今後の人生において自分の一部となるまで実行しつづけなければいけないのです。
まとめ
僕は、大学3年生の頃にこの本を読んで、与えられた課題を実践しようと取り組んでいました。
ですが社会人1年目になった今、思い返してみるとガネーシャの課題のことを忘れてしまっていることに気づきました。
すなわち、まだ僕の人生の一部になるほど実践できていないというわけです。
せっかく人生を明るくできるような素晴らしい本に出会えたので、これからの生活の中で実践していきたいと思います。
その様子を、ブログやSNSで発信していきます。
人に見られている方がやる気が出ると思うので、よろしければ暇つぶし程度に見てあげてください。

よろしくお願いしますm(__)m
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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